脊柱管狭窄症手術のリスク

 

 

これまでたくさんの患者様を診させて頂きましたが、手術自体は成功したが別の症状がでてきて苦しんでいる、といった方が数多くいらっしゃいました。

 

 

特に多かったのが脊柱管狭窄症。

 

 

他にも椎間板ヘルニアや変形性膝関節症などでも同じことが言えます。

 

 

もちろん手術自体は悪いことではありません。

 

 

体の内部にできた悪いものを人工的に取り除くことは手術だからこそできることです

 

 

しかし、なぜ脊柱管狭窄症になってしまったのか?

ここを考えて脊柱管狭窄症の手術後のリハビリや、手術をすることでどういった合併症が起こるのかを考えなければ本当の治療とはいえません

 

 

脊柱管狭窄症の手術をするとどれぐらい動いてはいけないのか、70代以降の方が手術をするとベッドで動かない生活が数日続きます。

 

 

その結果認知症になるリスクも上がります。

 

 

そもそも痛みや痺れは体が出している危険信号です。これ以上動かすのは良くないから痛みや痺れを出す。

 

 

脊柱管狭窄症だけに限らず数日、数ヶ月、数年かけて作られてきた痛みや痺れは、体の悪い使い方などによって引き起こされる、いわば生活習慣病の一種です。

 

 

その痛みや痺れを引き起こした結果だけを取り除いても原因を解決していないので、意味の分からない別の部位に違う症状が出たりします

 

 

実際に私が診た方だと脊柱管狭窄症の手術をして腰は痛くなくなったが脚に痺れが出てきたり、股関節や足首に痛みが出てきたり。



腰の痛みが無くなったと言っても脊柱管狭窄症になったことによって飛び出した椎間板を切除したまで。



手術したことによって腰椎の動きにかなり制限が出ていました。



なので痛みを感じにくくなっているだけで根っこの痛みは残っています。

 

 

根本的な解決って本当に重要です。

 

 

脊柱管狭窄症の手術を行ったとしても、根っこから変えないと人の体も、考え方も、生活習慣も何もかも変わりません

 

 

何かを変えたければ根本を見直す。

 

 

これに尽きます



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